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HOME > JPNニュース > 【復興支援】東サマールより進捗報告~畑を耕すために水牛がほしい~<4月、5月>

【復興支援】東サマールより進捗報告~畑を耕すために水牛がほしい~<4月、5月>

2014年05月30日

日比NGOネットワークが応援している大型台風30号の復興支援活動の進捗をご報告します。

<2014年4月8日>農民との準備会合にて~畑を耕すために水牛がほしい~


 事業対象地の東サマール州ギナプンダン行政区のマビニ・バランガイにて、西サマール開発財団(WESADEF)スタッフは地域の農民とこれからの復興支援活動に向けた準備会合を行いました。これまでに行われた支援活動ついて確認したところ、「キャッシュ・フォー・ワーク」と野菜の種と農具の配布を通じて、家庭菜園が推進されているとのことでした。

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4月8日農民との準備会合にて


1. キャッシュ・フォー・ワーク(労働に対して対価を支払う活動)
地域住民が労働対価を得て行う復興活動「キャッシュ・フォー・ワーク」が4回、実施されたそうです。主催団体は、カトリック・リリーフ・サービス(CRS)、労働雇用省(DOLE)、その他の海外の支援団体などとのこと。活動内容は、瓦礫の撤去や農地の整備などで、この活動により、地域一帯の瓦礫が撤去され、近隣のバランガイへの道が繋がり、家庭菜園の準備ができたとのことです。


2. 野菜の種と農具の配布
キャッシュ・フォー・ワークと連動し、住民には野菜の種や農具が配布されました。2013年12月に緊急支援の一環としてオクラなどの種が配布され(支援者は不明)、住民の多くが家庭菜園を始めることができたとのことです。また、フィリピン・ココナッツ庁がギナプンダン行政区の複数地域でトウモロコシの種や椰子の木の苗などを配布しました。同庁のスタッフによると、今後、マビニ・バランガイにも配布予定とのことです。


 本会合では農民側から、土地の耕作や肥料の確保が緊急の課題となっており、トラクターや水牛がほしいという声が上がりました。WESADEFのスタッフは、市販の肥料を利用するよりも有機肥料を使った方がよいこと、WESADEFが有機肥料の作り方を指導することができること、また、トラクターの購入は、維持コストや燃料費の面も考慮すると難しいということを住民に伝えました。

 農民側が要望する水牛の購入について、WESADEFスタッフと農民は、「水牛は誰が管理するのか」、「どのような方法で共有するのか」といった課題について話し合いました。また、水牛は1頭が30,000~40,000ペソ(約6万~7万円)するため、交配によって数を増やすことが必要であるなどの意見が出ました。

 WESADEFは、過去20年間にわたりサマール島内の4つの行政区で、水牛共同管理プロジェクトを実施した経験があります。その経験から、水牛は農民にとって有益で、役に立つ支援であると確信しています。

 本会合の結果を受けて、「フィリピン農村人材開発パートナーシップ(PhilDHRRA)」より日比NGOネットワーク(JPN)に、当初計画にあった家畜ではなく水牛の購入と配布活動を行いたいと活動内容の修正の要望がありました。JPNでは、住民のニーズに応え、修正に応じることとしました。


<2014年5月20日>農民との会合~「誰が水牛を受け取るか」を話し合う~

 農民組織の代表者とWESADEFスタッフの会合で、水牛(カラバオ)を受け取る農民の条件案と、その条件に合う世帯を特定する方法について、話し合いました。

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会合は建設中の教会が使われました

 
 話合いの結果、水牛を受け取る農民の条件案は、次の通りとなりました。水牛を受け取る農民は、水牛を大切に飼育、管理し、他の農民と共有しなければなりません。

1)農民組織の活発なメンバーであること
2)受け取る農民は、土地を所有しておらず、小作人でも良いが、現在、農業を行っていること
3)現在、水牛を持っていないこと
4)家畜の世話をする意志があり、関心が高いこと
 なお、これらの条件については、今後、メンバー全体で合意形成を行う予定とのことです。

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 また、両者は今後の計画を話合い、受益候補世帯のリスト案を作ることや水牛の供給先候補を探すことを決めました。WESADEFは、フォローアップの会合を今後も継続的に行い、出来るだけ早期に水牛を配布したい考えです。