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HOME > JPNニュース > 【緊急支援】フィリピン大型台風30号(ヨランダ):サマール島 被災地訪問④

【緊急支援】フィリピン大型台風30号(ヨランダ):サマール島 被災地訪問④

2013年12月17日

11月8日に史上最大級の猛烈な規模でフィリピン中部に上陸した台風30号(ヨランダ)で被害がひどかった東サマール州の被災地の状況について報告します。

▶被災者支援のための募金を受け付けています。【募金方法はこちら 】

■11月22日 東サマール州の被災地をめぐる キナプンダン行政区~ギポリオス行政区

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ギポリオス行政区(Giporios Municipality)の区庁舎で被災者に話しかける西サマール開発財団(WESADEF)のスタッフ(写真右)
ヘルナニ行政区をあとにして、ジェネラル・マッカーサー行政区を通り、ギナプンダン行政区に向かいました。キナプンダン行政区は東サマール州でも特に被害が大きかった行政区です。

道路沿いの村は壊滅状態に見えました。訪問時、ときおり大雨や強風に見舞われ、車から眺める景色は全体的に灰色でした。屋根や壁がなくなり柱だけになった家が並ぶ村は、とても寂しく映りました。雨の中でも、電力の復旧や道路の整備のために働く人々の姿が見られました。

キナプンダン行政区を経て、ギポリオス行政区に入りました。この行政区も被害が大きかった行政区です。少し高台になっている道路を通りましたが、沿線の住宅はすべて壊滅状態で、海岸沿いには甚大な被害を受けているヤシの木の林も見えました。ここでは、区庁舎(Municipality hall)に立ち寄りました。

市長(Municipal Mayor)は会議中だったため、秘書と副市長、区の医師に話を聞きました。区庁舎の窓ガラスは割れ、ロビーや廊下に人があふれていました。このあたりでは強風が約4時間、続いたそうです。人々は教会や学校、区庁舎に避難しましたが、屋根が崩壊したり、壁が壊れたりして、そこからさらに逃げた人も多くいたそうで、非常に恐ろしい体験をしたとのことでした。沿岸地域が高潮に見舞われる一方で、高台や内陸部は強風と雨で被害を受けています。18あるバランガイ(フィリピンの最少行政単位)の全てが甚大な被害を受け、全ての地域で支援が必要とのことです。

「今、どのような支援が必要ですか」と秘書に聞いたところ、「とくに、水や食糧、住宅が必要です。安全な飲み水の確保に苦労しています」とのことでしたが、付け加えて「今は支援をいただいているが、数カ月後、どうなるかわからない。長期的な支援をお願いしたい」ともおっしゃっていました。

ギポリオス行政区の住民の主な生計手段は、コプラ(ヤシの実でできた炭)の生産・販売、漁業、稲作などです。漁船はほとんどが被害を受け、使うことができない状態とのこと。内陸に避難させた小船もあったそうですが、それでも強風や洪水などで被害を受けていました。

行政として今後どのような支援を考えているかを聞いたところ、次のような返答がありました。

・住居の確保、漁業など生計手段の回復
・米の苗、野菜やトウモロコシの種などの配布。とくに野菜は45日程度で育つもの。
・避難民のシェルター(生活場所)の確保
・漁網の配布と小船の支援
・港の復旧


区庁舎の壁には、調査や支援に訪れた組織の名前が貼られていました。有名な国際NGOなど7組織の名前がありましたが、そのうち実際に物資の配布等の活動を実施していたのは2組織(USAIDとプラン・インターナショナル)だけでした。秘書は、数週間の内に調査に訪れた組織による支援が開始されるだろうと期待していましたが、東サマールへのより早急な支援が必要だと実感しました。

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キナプンダン行政区の区庁舎。広場の屋根が枠組みごとなくなっている
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ギポリオス行政区
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ヤシの葉や実がなくなり、棒のようになってしまった


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ヤシは全て植え直す必要があるとのこと。外来種は成長が早く、3~5年で実を付けるものもある。在来種は台風に強いが、実をつけるのに10年かかるとのこと。
■支援活動の概要
 日比NGOネットワーク(JPN)はフィリピンに関わる国際協力を行う20団体で構成されています。JPNでは、現在、援助の手が十分に届いていないサマール島の住民を対象に、支援活動を開始しています。本支援にあたっては、フィリピン側カウンターパート「比日NGO パートナーシップ(PJP:Philippines-Japan NGO Partnership)」(現地NGOが19団体参加するネットワーク)と協力して、「フィリピン農村人材開発パートナーシップ」(PhilDHRRA)(農村開発を進めるNGOの連合体)による食料や飲料水などの給付活動を応援しています。

【実施団体】 Western Samar Development Foundation, Inc.(WESADEF)
西サマール開発財団(ウェサデフ))
【対象】 東サマール州
【支援内容】 食料、飲料水などの救援キット(1世帯あたり400ペソ(約900円))の配布

日比NGOネットワーク(JPN)とは
比日NGOパートナーシップ(PJP)とは
「フィリピン農村人材開発パートナーシップ」(PhilDHRRA)とは (英語)

■ご協力の方法
 下記口座(ゆうちょ銀行)にて、募金を受け付けております。(JPNでは物品のご寄付は受け付けておりません

  ゆうちょ銀行からのお振込み   他銀行からのお振込み
  口座番号:00140-6-338579
  加入者名:日比NGOネットワーク
  店名(店番):〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)  預金種目:当座
  口座番号:0338579  受取人:日比NGOネットワーク
(店名を入れる時、最初にゼロの「セ」を押すと数字が出ます)

※お振込の履歴からはご連絡先の情報を得られない場合があります。お名前、ご住所、お電話番号をJPNまで
    ご連絡ください。(電話:03-3945-2615 Fax:03-3945-2692  メールアドレス:jpn@acc21.org)
※事務局活動費(現地との連絡調整活動費、海外送金手数料、国際通信費を含む)として、最大20%を目安に充当させて
    いただきます。事務局活動費は最小限度といたします。

【問合せ先】
日比NGOネットワーク事務局(西島、アンガラ)
(特活)アジア・コミュニティ・センター21内
〒113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13 アジア文化会館1F
TEL: 03-3945-2615    FAX: 03-3945-2692
E-mail: jpn@acc21.org