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【緊急支援】フィリピン大型台風30号(ヨランダ):被災地サマール島へ

2013年11月25日

 11月8日に史上最大級の猛烈な規模でフィリピン中部に上陸した台風30号(ヨランダ)の被災地の状況について、フィリピン滞在中の西島より、レポートが届きました。

▶被災者支援のための募金を受け付けています。【募金方法はこちら 】

■現地からのレポート
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WESADEF事務所
 11月21日、Philippine Partnership for the Development of Human Resources in Rural Areas(PhilDHRRA: フィリピン農村人材開発パートナーシップ )のカリン氏とともに、台風30号で特に大きな被害を受けたサマール島に到着しました。サマールの被災地を訪問すると同時に、台風の被災者支援活動を行うWestern Samar Development Foundation,Inc.(WESADEF:西サマール開発財団(ウェサデフ))の担当者と会い、今後の支援計画について協議するためです。WESADEFは、西サマール州のカルバヨッグ市にあり、主に虐待を受けた子どもとその家族の支援や農民の支援を行っています。

 サマール島のあるリジョン8(東ビサヤス)は、フィリピンの中でも2番目に貧しいリジョンです。貧困の要因をPhilDHRRAのカリンさんに聞くと、「様々な要因がありますが、まず、台風が毎年通過すること。そして、稲作や野菜畑が非常に少なく、生計手段をヤシの実の炭(コプラ)に頼っており、収入が少ないこと。また、大物政治家がいまだに権力を握っており、伝統的な政治システムが続いていることなどが挙げられます」と言っていました。ヤシの実の炭は、10~20ペソ(約23~46円)/キログラム程度と安くで買い取られ、セブやマニラで売られます。ヤシの実がなる3ヶ月ごとに収入があるそうですが、時々土地の所有者などからお金を借りているため、収入を得ても返済でなくなってしまうそうです。

 たしかに、幹線道路沿いでさえ、竹や木でできた小さい住居が並んでいます。一部屋しかないような住居も沢山ありました。台風の被害を受けたのか、中には傾いていたり、一部壊れていたりする住居もあります。また、海沿いでは、海の上に木造の住居がありました。このような住居では、今回の大型台風に耐えることができなかったのはよくわかります。そして、野菜畑はほとんど見られませんでした。道路沿いには「コプラ販売中」という看板がありました。

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配布物資を準備するWESADEFスタッフ
 到着後はまず、WESADEFの事務所を訪問し、被害がひどかった東サマール州に向かいました。WESADEFのあるカルバヨッグ市は、電力供給は断絶したままでしたが、通信網は回復しており、商店もオープンしています。今、カルバヨッグ市は災害 支援の重要な物資供給地のひとつとして機能しています。東サマール州のボロンガン市はカルバヨッグ市に依頼して、米を譲ってもらったそうです。カルバヨッグ市の市民は、一時、物資がなくなるのではないかとパニックに陥ったそうです。

 実際問題として、カルバヨッグ市の物資は底をつきつつあります。WESADEFは、資金的な支援があることを聞くと、その資金が到着するころには米がなくなる恐れがあったため、先に自己資金で米を購入したそうです。街中では既に不足状態であったため、WESADEFではこれまで支援してきた農民から直接米を買い取りましたが、その米も少なくなってきたそうです。ただ1週間以内にはカルバヨッグ市に米が入荷されるとの情報があり、期待されていました。

 セブでも発電機やボトルウォーターの在庫が少なくなっています。マニラから救援物資を運んでいる団体もありますが、30時間以上かかります。また、運搬中に襲われることも心配されています。

 WESADEFのあるカルバヨッグ市から東サマール州のボロンガン市までは非常に遠く、6時間近くかかりました。到着したときには夕方になっていたので、ボロンガン市で一泊し、22日、被災地ヘルナニなどを訪問することとしました。
(被災地訪問については追ってご報告します)

■台風30号の被害状況
 2013年11月8日、台風30号(フィリピン名:ヨランダ、アジア名:ハイエン)がフィリピンのサマル島東部ギウアンに上陸し、ビサヤ地域を中心にフィリピンを横断し、暴風雨による洪水、鉄砲水などが発生し、多大な被害を広範囲にもたらしています。台風30号は、史上最大級の猛烈な台風となり、昨年、死者1,067人をもたらした台風24号(パブロ)を超えるスーパー台風となりました。

 「フィリピン国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC)」の発表(2013年11月25日午前6時の発表)によると、死者数5,235人、負傷者数 25,559人、行方不明者数1,613人、総被災者数992万3,917人(214万6,418世帯)、避難者数343万1,066人(73万3,728世帯)、被災家屋113万406軒(全壊55万5,514軒、半壊57万4,892軒)。被災地域はレイテ島、サマール島、セブ島北部、ネグロス島北部、パナイ島、ミンドロ島、ミンダナオ島北部など計44州631都市 (市とミュニシパリティ)におよんでいます。

 食糧や生活用品などの支援が必要とされており、フィリピン国軍やフィリピン赤十字、社会福祉開発省、国際と国内NGO等は、すでに物資配布や行方不明者の捜索活動を行っています。また、橋や道路の崩壊などにより、孤立した集落や避難所もあり、復旧作業が進められています。

■支援活動の概要
 日比NGOネットワーク(JPN)はフィリピンに関わる国際協力を行う20団体で構成されています。JPNでは、現在、援助の手が十分に届いていないサマール島の住民を対象に、支援活動を開始しています。本支援にあたっては、フィリピン側カウンターパート「比日NGO パートナーシップ(PJP:Philippines-Japan NGO Partnership)」(現地NGOが19団体参加するネットワーク)と協力して、「フィリピン農村人材開発パートナーシップ」(PhilDHRRA)(農村開発を進めるNGOの連合体)による食料や飲料水などの給付活動を応援しています。

【対象】 東サマール州
【支援内容】 食料、飲料水などの救援キット(1世帯あたり400ペソ(約900円))の配布

日比NGOネットワーク(JPN)とは
比日NGOパートナーシップ(PJP)とは
「フィリピン農村人材開発パートナーシップ」(PhilDHRRA)とは (英語)

■ご協力の方法
 下記口座(ゆうちょ銀行)にて、募金を受け付けております。(JPNでは物品のご寄付は受け付けておりません

  ゆうちょ銀行からのお振込み   他銀行からのお振込み
  口座番号:00140-6-338579
  加入者名:日比NGOネットワーク
  店名(店番):〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)  預金種目:当座
  口座番号:0338579  受取人:日比NGOネットワーク
(店名を入れる時、最初にゼロの「セ」を押すと数字が出ます)

※お振込の履歴からはご連絡先の情報を得られない場合があります。お名前、ご住所、お電話番号をJPNまで
    ご連絡ください。(電話:03-3945-2615 Fax:03-3945-2692  メールアドレス:jpn@acc21.org)
※事務局活動費(現地との連絡調整活動費、海外送金手数料、国際通信費を含む)として、最大20%を目安に充当させて
    いただきます。事務局活動費は最小限度といたします。

【情報源、その他関連サイト】
・National Disaster Risk Reduction and Management Council
http://www.ndrrmc.gov.ph/
・Official Gazette of the President of the Philippines
http://www.gov.ph/crisis-response/updates-typhoon-yolanda/
・フィリピン赤十字
http://www.redcross.org.ph/
・被害や支援に関するポータルサイト
Bangon Philippines
http://bangonphilippines.appspot.com/
・フィリピンのメディア
Inquirer net
http://www.inquirer.net/
Rappler
http://www.rappler.com/

【問合せ先】
日比NGOネットワーク事務局(西島、アンガラ)
(特活)アジア・コミュニティ・センター21内
〒113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13 アジア文化会館1F
TEL: 03-3945-2615    FAX: 03-3945-2692
E-mail: jpn@acc21.org