2011年ミンダナオ島を襲ったフィリピン台風21号(センドン)被災者支援活動
日本とフィリピンのNGOの協働推進に取り組む「日比NGOネットワーク(JPN)」(事務局:(特活)アジア・コミュニティ・センター21、東京都)は、「比日NGOパートナーシップ(PJP:Philippines-Japan NGO Partnership)」(事務局:CODE-NGO、マニラ市)からの要請を受けて、フィリピン台風21号被災者支援のための募金活動を開始しました。
台風21号の被災地であるミンダナオからは、2011年3月11日の東日本大震災に際してPJPを通して寄付が届けられ、日本のNGO団体による復興支援活動に役立てられています。
※最新情報(JPNニュース一覧)
2011年12月21日 フィリピン台風21号被災者支援 現地NGO活動情報
http://jphilnet.org/news/20111221_114.php
2011年12月29日 フィリピン台風21号被災者支援 バライ・ミンダナオ財団へ第1弾送金完了
http://jphilnet.org/news/20111229_116.php
2012年 2月 6日 フィリピン台風21号被災者支援 第2弾送金完了
http://jphilnet.org/news/20120206_117.php
■台風21号の被害状況
台風21号(フィリピン名:センドン、アジア名:ワシ)は12月16日午後4時、ミンダナオ島北東に上陸し、ミンダナオ島を横断しました。鉄砲水、土砂崩れ、洪水が発生し、多数の死傷者や避難民を出し、大きな被害を生んでいます。「フィリピン国家災害リスク災害管理委員会」発表(2011年12月19日正午)によると、死者数632人、行方不明者数82人(18日朝日新聞によると800人以上(フィリピン赤十字))、総被災者数142,961人(26,928世帯)、被災家屋6,917軒(半壊・全壊含む)、被災地域はミンダナオ島の5州とネグロス島やセブ島、ボホール島の計32都市におよんでいます。とくにイリガン市、カガヤン・デ・オロ市の被害は深刻です。台風は深夜にミンダナオ島を横断ししたため、避難せずに自宅で寝ていた人が台風に襲われ、逃げ遅れて犠牲者が増えたもようです。
フィリピン国軍やフィリピン赤十字、社会福祉開発省では、行方不明者の捜索活動や物資配布を行っています。しかし、それら政府による支援は主に市内の避難所にいる人々を対象としており、市の中心から離れた地域の半壊した家や、避難所に入らずに近隣の家に避難している人への支援が不足している状況です。クリスマスを前に、家もプレゼントも流され、子どもたちは悲しみにくれています。
■支援活動の概要(2011年12月20日現在)
「日比NGOネットワーク(JPN)」では、現地カウンターパートナー団体との強い協力関係を生かし、フィリピン台風21号被災者支援のための募金活動を開始します。お寄せいただいた寄付金は、現地NGO団体「バライ・ミンダナオ財団」(Balay Mindanaw Foundation, Inc)を通して、政府による支援から取り残された被災者に届けられます。
【対象】
カガヤン・デ・オロ市とその近隣地域、ミサミス・オリエンタル州の被災者457世帯
【支援内容】
食糧、飲料水、衣服、生活用品の提供
■台風21号について
台風21号は、15日午前10時頃にフィリピンの領域に入り、午後にはミンダナオ島北東部に接近。その後、同午後10時頃にはミンダナオ島北東部、東ビサヤス地域(セブ島やボホール島など)で降雨が始まりました。ゆっくりとしたスピードで台風は進み、16日午後4時にはミンダナオ島北東部の町ヒナトゥアン(北スリガオ州、カラガ地域)に上陸し、同午後10時頃、ミンダナオ島中央部のバライバライ市(ブキッドノン州)に入りました。台風はそのままミンダナオ島を横断し、スールー海に抜け、18日午前4時パラワン諸島に再上陸。18日午後にはフィリピンの領域を抜け、南シナ海を西に進みました。
【情報源】
- National Disaster Risk Reduction and Management Council
http://www.ndrrmc.gov.ph/ - 外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/2/20111218_180413.html - フィリピン赤十字
http://www.redcross.org.ph/ - デジタル台風
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2011/TC1121/
【日比NGOネットワークについて】
日比NGOネットワーク(JPN)はフィリピンに関わる国際協力を行う20団体で構成されています。
ウェブサイト:http://jphilnet.org/about/
【問合せ先】
日比NGOネットワーク事務局(西島、酒井)
(特活)アジア・コミュニティ・センター21内
〒113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13 アジア文化会館1F
TEL: 03-3945-2615 FAX: 03-3945-2692
E-mail: jpn@acc21.org 関連ウェブサイト(ACC21内):http://acc21.org/asianow/21.html
2011年 東日本大震災被災者支援
2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者支援のために、JPNは、フィリピン現地NGOによるネットワーク「比日NGOパートナーシップ(PJP:Philippines-Japan NGO Partnership)」がメンバー団体や関係者(個人)から集めた寄付金を受領しました。さらに、JPN関係者からの寄付も合わせた第1回目の寄付金635,999円は、被災地で女性、妊産婦、乳児を支援している「(財)家族計画国際協力財団(ジョイセフ)(当時)」、被災地の在日フィリピン人を支援している「カトリック東京国際センター(CTIC)」に送られました。
その後、PJP、JPN関係者から受けた寄付金計293,957円は、アジアからの留学生のボランティア派遣を行う「(特活)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)」に送られました。
フィリピンからの留学生も積極的に参加しています。
2009年 台風16号"オンドイ"被災者緊急救援募金キャンペーン
2009年9月26日に発生した台風16号(フィリピン名:オンドイ)は、甚大な被害をもたらしました。
JPNでは寄付を募り、(特活)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)と協力して「フィリピン農村人材開発パートナーシップ(PhilDHRRA)」によるリサール州アンゴノ市(ルソン島)での緊急救援物資配布活動を支援しました。(2009年9月30日~12月終了)
2007年 フィリピン・ルソン島南部台風被災者支援
2006年11月末から12月にかけて台風21号(フィリピン名:レミン)がルソン島中部のビコール地域(リージョン4)を襲い、1,000人以上の犠牲者を出しました。
JPNでは、寄付金の呼び掛けを行い、被災地域のNGO連合体「ビコール開発連合(Bicol Community Development(BCD))」によるビコール地域での緊急救援活動を支援しました。


















